2010年 05月 15日
ソースの上で踊るかつお節。爪楊枝(つまようじ)でつついて、あつあつをほおばる−−というのが「たこ焼きの食べ方」の基本とされてきたが、今や、割りばしで挟むのが主流なのだという。「外はカリッと、中はトロリ」の食感が確立した上、たこ焼きそのものが大型化し、細い楊枝ではバランスが取りにくいというのが理由。でも「たこ焼きはつついて食べんと」という声もあり、楊枝2本を使った方式を提唱する会社も現れた。あなたは、どんな食べ方がいい?【山口朋辰】 「たこやき」などの著者で日本コナモン協会会長の熊谷真菜さん(48)によると、たこ焼きの街頭店舗は、関西の食卓にソースが並び始めた1950年代から増加。当時は、ふたのない舟形の容器に爪楊枝1本というのが定番だった。 しかし、85年ごろに変化が起きた。阪神タイガースの優勝が影響したのか、各店の競争が激化し、1個の大きさも直径約4センチから約5センチ程度に増大。「外カリ、中トロ」も定着したため、楊枝1本では口に運びにくくなり、割りばしが取って代わった。 大阪府内で現在、たこ焼きを提供する店舗は約600店あるが楊枝のみの店は3割弱しかないという。上海万博の「日本産業館」に出店する「たこ家道頓堀くくる」(本店・大阪市中央区)も、割りばしを採用している。 こうした状況に一石を投じたのが、みやげ用のたこ焼き販売のほか、直営店も持つ「元祖たこ昌」(同)。楊枝2本を刺す「たこやキーパー」を開発した。道頓堀を散歩していた山路昌彦会長(69)が、楊枝1本で支えきれず、たこ焼きを落とす観光客を何度も目にしたことがきっかけという。大型連休を利用して名古屋市から観光に訪れたカップルは「普段は割りばし。楊枝も2本なら食べやすいかな」。同社は近く、試作品を各店で提供する予定だ。 熊谷さんは「肩ひじ張らず、つつき合って食べるのがたこ焼きの個性」と爪楊枝派だ。数学者で東海大教育開発研究所の秋山仁所長は楊枝2本の食べ方について、「2点だとモノが固定され、摩擦が増えて落下を防げるから、科学的に理にかなっている。でも、理想は3本かな」と話す。 【関連ニュース】 上海万博:大阪のたこ焼き、日本産業館に出店へ <写真特集>たこ焼きにしか見えないシュークリーム バレンタインおもしろチョコ <写真特集>「富士宮やきそば」「せんべい汁」…各地のB級グルメ、集合! ・ 東証一時400円超下落 ギリシャ発株安拡大 日銀が2兆円供給(産経新聞) ・ <著作権法違反容疑>仮面ライダーに似たマスク販売 男逮捕(毎日新聞) ・ <ひき逃げ事件>別の車窃盗容疑で4人を追送検 名古屋(毎日新聞) ・ 棚田百選の「あらぎ島」 田植え準備整う 和歌山県有田川町(産経新聞) ・ 親類の犯行か、兵庫・西宮で身柄確保 京都・長岡京の夫婦刺殺(産経新聞)
by s18ug0uopm
| 2010-05-15 19:20
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